日時: 2026年8月16日(日)
天候: くもり
場所: 生駒市高山町
参加人数: 23名
協会奈良の自然観察会としては、初の親子向け企画、日本の国蝶オオムラサキ研究所の 蝶たろうさん を講師にお迎えし、夏の里山にチョウチョ探しの冒険に行きました!
「今日の目標は10種のチョウを見つけることです!」
という蝶たろうさんの呼びかけで、チョウのビンゴカードを見ながら、期待高まり出発!
真夏の花はない里道に、本当にチョウがいるのかな...
と一抹の不安(主催者)をよそに、
「あ、いた!」
道路沿いちょっとした草地にイチモンジセセリやヤマトシジミを見つけました。
ヤマトシジミの幼虫は、食草であるカタバミの葉を網の目状に食べるのだそう。
その後も子どもたちの鋭い目のお陰で、沢山の蝶を発見!
この日確認できたチョウは、目標の10種を超える14種!
アオスジアゲハ、クロアゲハ、ナガサキアゲハ、モンシロチョウ、キタキチョウ、ムラサキツバメシジミ、ムラサキシジミ、ヤマトシジミ、ルリシジミ、ウラギンシジミ、コミスジ、アサマイチモンジ、クロコノマチョウ、イチモンジセセリが見つかりました。
クロコノマチョウ見つけたよ!
みんなでチョウを観察
中でも印象的だったのが、クロコノマチョウ。林の中や林縁など、薄暗く湿り気のある環境を好むチョウです。枯れ葉のような翅が地味なのにとっても美しい。
チョウを見れば、その場所の自然が見えてくる
観察会で蝶たろうさんから教えていただいたのが、「チョウは、その場所の自然環境を知るバロメーターになる」ということ。
チョウの幼虫は、種類によって食べる植物が異なります。
たとえばルリタテハなら、サルトリイバラやホトトギス類、アオスジアゲハならクスノキなど、それぞれのチョウが好む植物があります。
つまり、たくさんの種類のチョウが暮らしているということは、それだけ多様な植物があり、さらに林や草地、水辺、林縁など、さまざまな環境が存在していることにもつながります。
蝶たろうさんのお話で特に印象に残ったのは、年月が過ぎたあとでも、「いつ、どこに、どんなチョウがいたか」という記録が残っていれば、そこにどんな木や草が生え、どのような自然環境があったのかを想像する手がかりになるということ。
「なるほど!」
大人も子どもも、蝶を見る目が少し変わった瞬間でした。
一匹の小さなチョウから、その後ろにある自然へと目を向けていく面白さと大切さを教えていただきました。
見つけたちょうちょでビンゴ!
里山のサルトリイバラは、ルリタテハの食草
AIの時代でも図鑑がやっぱり大事!
さらに、チョウの標本や図鑑も見せていただきました。
「標本作りたい!」
という子どもたちの声も。次はそんな機会もつくれたらいいな……と、また想像が膨らみます。
虫取り網を片手に、自分の目で探して、捕まえて、じっくり観察した夏の2時間。
ご参加いただいた皆さま、そしてチョウの世界を楽しく案内してくださった蝶たろうさん、ありがとうございました!
おまけ
チョウ以外も、やっぱり夢中になる子どもたち!
タマムシやハンミョウ、トンボやカエルなど、次々と見つかる生きものに子どもたちは大興奮。「いた!」「捕まえた!」と声が上がるたびに、みんなで集まって観察しました。
また、道中ではカツラの木があり、落ち葉からカラメルのような甘い香りが漂っていました。気づいたかな..?