日時: 2026年10月4日(日)
天候: 小雨
場所: 生駒市高山町
参加人数: 23名
10月の高山自然観察会のテーマは、「木の実をさがそう」。
あいにくの小雨となりましたが、23名の皆さんにご参加いただき、高山町の里山を歩きながら、秋の木の実や植物を観察しました。
足元には、いろいろなどんぐり
道沿いを歩き始めると、さっそく足元にどんぐりが。
シラカシ、アラカシ、アベマキ、コナラなど。
一口に「どんぐり」といっても、大きさや形、帽子のような「殻斗(かくと)」の形までさまざまです。
観察しながら、どんぐりの名前の由来についても教えていただきました。
丸いものを意味する「団(どん)」と、「栗(くり)」を合わせて「団栗(どんぐり)」。「丸い栗」という意味から生まれたともいわれています。
※語源には諸説あります。
どんぐりのなる木にも、いろいろあります。アベマキは冬になると葉を落とす落葉広葉樹。一方、シラカシやアラカシは一年を通して緑の葉をつける常緑広葉樹です。実際の木や葉、どんぐりを見比べながら、それぞれの違いを観察しました。
因みに、常緑樹で栄える象徴であるカシ(樫)は、生駒市の木でもありますね。
さて、この日、ひときわ目を引いたのが、大きなアベマキのどんぐり。よく見ると、何者かが食べた跡のある実も見つかりました。
「誰が食べたんだろう?」
そんな痕跡も、そこに暮らす生きものの存在を想像する手がかりになります。
食痕のあるドングリ
さらに歩いていくと、たわわに実ったアケビを発見!
ヤマノイモの葉の付け根には、小さな「むかご」もできていました。
ヤマノイモの青い実とムカゴ
向かいあって成る球芽の「ムカゴ」
落ちてそこから新しいヤマノイモの芽がでます
参加者さんが見つけた超食べ頃の「アケビ」
子どもたちも「カエルのたまごみたい!」と
こわごわ初体験!里山の秋の味覚♪
スダジイの青い木の実
この青い殻のなかに
とっても美味しいドングリ入ってます!
神社の周辺では、大きなスダジイの木にも出会いました。
スダジイの実は、若いうちは殻斗にすっぽりと包まれ、熟すと殻斗が裂けて、中から先のとがった実が現れます。
拾った実を割って少し味見してみると、
「おいしい!」
シイの実は古くから食用にされてきた木の実で、今回食べてみたものも、渋みは感じられませんでした。
歩いて、見つけて、時には味わってみる。
五感を使うと、里山の自然がぐっと身近になります。
世界にひとつの「どんぐりゴマ」
観察会の後半は、拾ってきたどんぐりを使って工作です。
① ハンドドリルで穴を開ける
② 開けた穴に爪楊枝をさしこむ
③ 好きな色を塗る
これだけで、世界にひとつだけの「どんぐりゴマ」の完成!
自分のコマが完成すると、
自然に「どんぐりゴマ対決」が始まりました😊
スダジイの木
神社の裏によくある大きな木・スダ椎
樹皮が縦割れしてる椎の木、どんぐりとっても美味しい!
参加者の皆さんから
参加者からは、
「どんぐりゴマを作るのが楽しかった」
「アケビが優しい甘さでおいしかった」
「里山が放置された場所では草が高くなり、イノシシが入った跡があることが分かった」
などの感想をいただきました。
雨の日のしっとりした里山でしたが、
足元の小さなどんぐりから、木々の違い、生きものとのつながり、人と里山との関わりまで。
今回も、みんなで歩いて、見つけて、触れて、考える観察会になりました。
今回観察した主な植物
どんぐりの仲間
シラカシ、アラカシ、アベマキ、スダジイ、ウバメガシ、コナラ
その他
ゴヨウアケビ、ミツバアケビ、ヤマノイモ、サネカズラ、ヌルデ、ツチグリ(きのこ)など
おまけ①
熱心にぬりぬり・・・
赤と青で半分ずつキレイに塗られたコマは、回すととっても美しい姿に!
おまけ②
自宅に戻って、アケビの葉をよく見てみると、3枚の小葉をつけた葉と、5枚の小葉をつけた葉がありました。
これは、アケビとミツバアケビの自然雑種とされるゴヨウアケビだそう。葉の縁には、ミツバアケビほど目立たない、緩やかな鋸歯(きょし)も見られます。
実は黄色く、食べてみると優しい甘さ。
これほど完熟のタイミングでアケビを食べたことのない筆者にとっては感激の美味しさでした。
ところが、タネを噛むとっても苦い。
皮をかじるとその数倍苦い!笑
甘さと苦さは一つの実に同居してるんですね。
では、また来月、里山でお会いしましょう😉